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2018年01月17日 新算定表
今年は、元旦より離婚のご相談がありました。
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■新算定表
■編集後記
■新算定表
養育費や婚姻費用の話合いの際に目安のひとつとして多くの人に「養育費・婚姻費用算定表」が利用されています。
この算定表は、2003年に東京・大阪の裁判官が共同研究して作成されたものです。
その算定表に対して2016年に日弁連が新たな算定表を発表しています。
日弁連が発表した算定表が「新算定表」と呼ばれています。
ざっくりとした相違なのですが、新算定表は、「養育費・婚姻費用算定表」の約1.5倍の金額となっています。
いずれの算定表も簡易な算定を目的としていますので、子どもの年齢と人数、義務者と権利者の収入でざっくりと算出されます。
その為、家賃を払って生活しているか、否かといった細かな状況は反映されていません。
そうしますと、払いきれない金額の婚姻費用・養育費が算定される場合も多いと考えられます。
弊所にご相談に来所された方の中には、新算定表の金額でお支払いしているという方もいらっしゃいました。
しかし、新算定表の金額でお支払いが出来る方は、かなり少ないのではないかと思われます。
それどころか、「養育費・婚姻費用算定表」の金額でも厳しい方は多いものです。
養育費や婚姻費用は、たくさん貰える方が良いのですが、無理な金額を決めても、後々、支払えなくなる場合も多いのです。
そのような事も考えた上で、離婚のお話合いをされます事をお勧め致します。
算定表の話ですので、お金の事ばかり書きましたが、養育費だけではなく、面会交流についても子どもさんの為にしっかり話合いをされますようお願い致します。
更に蛇足ですが、、離婚後や別居中に配偶者の悪口を子どもさんにしないようにする事もお願い致します。
子どもさんの成長に良くない影響が出ます。
子どもさんのいる夫婦の離婚は夫婦だけの問題ではないので、丁寧に丁寧にお話合いをされますように。
おまけ
●「
養育費・婚姻費用算定表」
●「
新算定表」
■編集後記
今年に入って、すごい件数の離婚の相談をお受けしています。
「私も相談したい」とお考えの方、お気軽にご相談ください。
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