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2016年6月08日 養育費をちゃんと払わせるには
今回は、法律がどうこうという話ではありません。
弊所には、女性だけでは無く男性からも相談をお受けする事が多いので、養育費を男性の視点で見てみたいと思います。
その後、女性はどうしたら男性が養育費を滞りなく払うように出来るかについて考えてみたいと思います。
1点お断りです。
「女性が養育費を支払う」という場合もありますが、今回の記事では、「男性=養育費を払う人」という前提で書かせて頂いております。
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■養育費をちゃんと払わせるには
■編集後記
■養育費をちゃんと払わせるには
弊所に相談に来られる方の中には、養育費を払いたくないという方もいらっしゃいます。
弊所としては、「子の利益の観点から養育費は払うべきですよ。」と法務省のホームページに書いているような一般的な養育費の考え方についてご説明しておりす。
そもそも、何故、養育費を払いたくないと思うのでしょうか?
弊所に相談に来られた男性にお聞きした範囲ですが、一番大きな理由は、『子供に対する愛情が無い』という事です。
それでは、何故、子供に対しての愛情が無くなるのでしょうか?
弊所がお伺いした事例の中でとても多い事例を紹介します。
<離婚前>
○妻の親の過干渉
- 妻が自分の実家に入り浸って夫婦の家にいない
→夫は、子供に会えない事から子供への関心が薄くなり、愛情も無くなっていく。。
- 妻の親が子供の教育等を仕切り始める
→夫は、子供の教育等の決定権を失うと共に愛情も失っていく。。
<離婚後>
○子供と面会できない
- 様々な理由を後から後から出して子供に会わせてくれない
→夫は、子供に会えない事から子供への関心が薄くななり、愛情も無くなっていく。。
<離婚前後両方>
○子供が超反抗的
- 子供の近くにいる妻(元妻)が夫(元夫)の悪口を言い続けている
→子供は、父親の事をとても嫌いになってしまいます。また、夫は、この事を洗脳だと思う事も多く溝が出来ます。
では、どうしたら良いでしょうか?
まずは、愛情が冷めたら、相手は他人であるという事をちゃんと認識する事ではないかと思います。
他人相手であれば、丁寧に接しますし、少し腹がたってもケンカをしたりしませんよね。夫婦と思うからケンカになるのだと思います。
ケンカをすると自分だけで無く子供まで損をすると考えて冷静に他人として接するようにです。
次に、男性は、自分で子を産めません。その為、自分の子という認識は女性より薄いと考える事をお勧めします。
そうであれば、夫と子供をなるべく多く接することが出来るようにしたら良いのではないかと思います。
但し、DV等で子に被害が生じる場合は、夫と子を接する事は危険ですので、注意してください。
■編集後記
先日、90近い方から離婚のご相談を受けました。
「人間いくつになっても離婚の問題ってあるものだなぁ。」
「しかし、離婚以前にその方の問題を解決できる方法があるかも。」
と思いながら話をお聞きしました。
実は、その方は、弊所の前に相談会に行って相談をしてきたそうです。
そうしたら『もう歳だから離婚なんか無理』と言われたそうです。
ちゃんと話をお聞きしてどこに問題があるのかを相談者様と一緒に考える姿勢が無いところに相談されたんだなぁと思いました。
相談会だからとそのような対応をされる方は、通常の業務でも同じ対応をされると思います。
いけないなと思いました。
自分もそうならないように気をつけなきゃです!
さて、弊所では、メール・電話・対面の方法を問わずに初回のご相談料は、無料です。是非ご利用ください。