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■本当に関係ないでしょうか?
<認知症(成年後見制度等)>
遺言書や相続とは、直接関係ありませんが、認知症の問題も重要ですよね。
実は、弊所へ遺言を相談してくださる方の多くは、認知症のことも気になるようで、成年後見制度に関するご相談をされる方がほとんどです。
逆に弊所へ遺言等のご相談をされない方のほとんどは、自分は認知症にならないと考えている方がとても多いようです。
私、行政書士の仕事では無く、自治会など様々な場面で地域の方と密接にコミュニケーションを取る機会が多くあります。
そこで感じるのは、「認知症になったらおしまい」「認知症の人は自分とは全く異なる環境にいる人で関係ない」「自分は、認知症になるわけがない」という意識が強いことです。
オレンジカフェを運営しても、そこに参加すると認知症と思われるから行かないと言う方もいます。
本当に自分だけは、認知症にならないのでしょうか?
厚生労働省は、以下のような発表をしています。
- 平成24(2012)年の65歳以上の方の認知症患者数は、462万人で、65歳以上の方の7人に1人は認知症患者なのです。
- 平成37(2025)年には65歳以上の方の認知症患者数は、約700万人、65歳以上の方の5人に1人が認知症になると見込まれています。
齢を重ねるにつれ、認知症のなるリスクが増えていくようですが、若い方にも認知症の患者さんはいらっしゃいます。
18歳から44歳まで発症する認知症は、若年期認知症と呼ばれ、45歳から64歳までに発症する認知症は、初老期認知症と呼ばれています。
本当に関係ないことでしょうか?
いまのうちに成年後見制度について学ぶことをお勧めします。
<相続(遺言)>
相続争いも他人事に思う方は多いですね。
「お金持ちじゃないから」「子どもは皆良い子ばかりで争うはずがない」とお考えになる方が多いようです。
本当にあなた(あなたの相続人)は、関係ないでしょうか?
- お金持ちじゃないから
遺産の額が1千万以下でも裁判所で争われるケースは多いのです。
ご自身の名義の自宅(不動産)があれば、預貯金が少なくても争われる可能性は十分に考えられます。
- 子どもは皆良い子ばかりで争うはずがない
親と子どもさんの関係が良好でも兄弟間の関係は良好では無いケースって結構多いものです。
兄ちゃんばかり優遇されてと考える弟さんは意外と多いものです。
また、結婚すると相続の権利が無い配偶者が影響を与えるケースも多いものです。
少し古い統計ですが、この数字を見て、お考えでしょうか?
- 平成26年にお亡くなりになられた人は、1,273,020人
- 平成26年に遺産分割に関して調停が開始された件数は、15,261件
※かなり乱暴な計算ですが、亡くなられた方の約1.2%が遺産分割で相続人が揉めて、家庭裁判所へ調停の申立てまで行ったと考えられます。
調停まで行かずとも相続人の間で納得いかないやりとりがなされた件数を想像すると、かなり大きな割合となると考えられます。
本当に自分の相続人に相続争いは関係ないでしょうか?
相続人が争ったりしても自分は既に亡くなっていますので、何も出来ません。
しかし、何か自分に出来る事はないでしょうか?
そうです!
相続人が争わない(納得する)遺言書を作成する事を強くお勧めします!!!
■編集後記
「人生終わりよければすべてよし」ってお聞きになられた事はありますよね。
人生の終わりっていつ何でしょうね。
”亡くなった時”が人生の終わりなのでしょうか?
それとも
”自分亡き後、上手に相続が終わった時”が人生の終わりなのでしょうか?
私は、後者だと思います。
◯◯さんは良い人生だったね!と相続人に言って貰えないと悲しいなと思います。
弊所は、年末年始は休まずに営業していますので、成年後見制度や遺言・相続に関する事で何か疑問が生じましたら、お気軽にご連絡ください!
初回の相談料は無料です。
下記よりお気軽にお問い合わせください。a