最近、ある紅茶屋さんの相続争いがネットのニュースで大人気のようですね。
相続で争うようになるきっかけって些細な事が多いようです。
「些細な事」と書きましたが、相手にとっては些細な事では無いので争いになるのです。
今回は、特に気を付けた方が良い事を記述いたします。
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■相続のお手続きでの注意事項
■編集後記
■相続のお手続きでの注意事項
注意事項って書き出すと際限ありませんので、大きなものを4つ書きます。
1.内容証明の使い方
内容証明は、「いつ」「誰が」「誰に」「どんな内容を」送ったのかを証明してくれるものです。証拠が残って大変便利な郵便物です。
クーリングオフや遺留分減殺請求等では、是非活用すべきものです。
しかし、なんでも内容証明で連絡すれば良いというものではありません。
一般的なお手紙とは異なり、攻撃的なイメージがあります。
遺産の分割に関しての提案やお話し合いをしたい旨の内容を連絡するのに内容証明郵便を使うと、相手方はびっくりします。
びっくりした後は、警戒心が高まり、些細な言動に噛み付いてくる可能性が高くなります。
本当に内容証明を使う場面なのかを良く考えるようにしましょう。
2.はじめから専門家に交渉を代理させる
いきなり、弁護士さん等の専門家が「私が代理人です」と登場した場合、相手方はびっくりします。
びっくりした後は、警戒心が高まり、些細な言動に噛み付いてくる可能性が高くなります。
専門家にお願いする場合でも可能なら最初はご自身でお話をされる事をお勧めします。
もちろん、既に人間関係が壊れているような場合には、弁護士さんに代理人になって頂いた方がスムーズに進む場合もありますので、良く考えなきゃです。
3.自分の視点と相手方の視点は異なるという事の理解
普通に生活をしていても自分の視点と相手方の視点は異なるという事の理解は必要なものです。
しかし、相続の場合には、以下の事が絡み合うので、更に更に注意が必要です。
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身内に対しては、他人より配慮が薄い事
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強い口調で言いやすい相手という安心感があるので言葉遣いは、いつもより注意しましょう! |
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苦労しないで財産を入手出来る事
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貰える物は貰いたいと思うのが人間なのです。
もちろん、あなただけでなく相手方も同じ人間です。 |
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今まで貰った物は、相手方と同額でも自分が少なかったと思う
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「他人のケーキは大きく見える」といいます。
今まで同程度の物(財産や教育等々)を貰っていても自分の方が少なかったと思うものです。それは、相手方も同様です。 |
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4.説明不足
相続の手続きを中心となって進める相続人とその他の相続人では情報量が異なります。
情報量が少ないと感じた人は、疑心暗鬼となって相続のお話し合いを拒否する可能性が高くなります。
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相続の手続きを進める相続人の方は、懇切丁寧に細かいとこまで情報を公開するようにしましょう! |
実際に相続が発生した場合、うまく出来そうでしょうか?
不安だなぁと思う方は、早めに専門家にご相談くださいね。
あ、アイビー行政書士事務所にもご相談くださいね。